ローラ 事務所と和解交渉で話題の芸能界エージェント契約とは?

ローラ 事務所と和解交渉で話題の芸能界エージェント契約とは?

 

ローラ事務所と和解で話題のエージェント契約とは?

 

ローラはなぜLAに拠点を移したのか

 

昨年の夏、ローラが所属事務所と上⼿くいっておらず、独⽴するといったニュースをよくみかけましたね。
このきっかけとなったのはマネジメント契約に関して、ローラ側と事務所側の考え⽅のすれ違いがありました。

事務所としても、ローラの「10年奴隷契約」の文字がどんどん独り歩きし

事務所のイメージにも影響が出れば他のタレントへの影響も懸念されます。

 

独立騒動の発端となった一因は、国がフリーランスの働き方に対しての保護強化の一環で
公正取引委員会の有識者会議等で検討が進められていたことが大きなポイントとなりそうです。

 

 

LA滞在の期間も長くなるにつれ、このままローラ独立かといわれていましたが、
ところが、事態は急展開。

ここへきて契約を⾒直し、和解する⽅向に進んでいるというのです。

 

イメージがとても大切な職業だけに、ローラサイドからすると仕事環境が変化し

メディアへの露出もへり噂がついて回ればCMもなくなる可能性もあります。

 

その契約の⾒直しとしての第 1 有⼒候補が
「エージェント契約」です。

 

以下にエージェント契約についてまとめました。

 

エージェント契約とマネジメント契約の違いとは?

 

エージェント契約:クライアント(依頼⼈)のために仕事を探し、提供するといった契約です。

クライアントがエージェントに対して代理⼿数料を払うのが⼀般的です。

 

マネジメント契約:仕事を探し、提供するだけではなく、その他の雑⽤も⾏う契約です。

雑⽤の例としては、撮影時のメイクや⾐装、メイクさんやスタイリストさんなどに依頼することが挙げられます。

 

 

 

エージェント契約のメリット・デメリット

 

メリット:①仕事を⾒つけてくれる
⾃分で⾃分にあった条件の仕事を⾒つけるのは⼤変ですが、エージェント契約の場合、条件に
あった仕事を探して提案してくれます。クライアントの納得のいく給与、働き⽅などを相談す
ることでエージェントが交渉してくれるのです。

 

メリット: ②クライアントの意⾒を聞き⼊れ、クライアントのことを分かった上で仕事を探してくれる
クライアントの意⾒とクライアント⾃⾝では分からない⾃分の魅⼒をエージェントが汲み取
り、組み合わせることで、クライアントにあっている仕事を提供してくれます。また、エージ
ェントがクライアントの魅⼒をより的確に伝えることで、仕事先の印象もよくなり相互に良い
影響を与えます。

 

メリット: ③納得いかなければ打ち切れる
もし、エージェントの仕事の提供が納得いかなければ、契約を解除することができます。つま
り、嫌な仕事を続ける必要がなくなります。エージェントも契約を解除してほしくないので、
できる限りいい条件の仕事を⾒つけてくれ、互いに⾼め合う関係性を築くことができます。

 

 

 

デメリット:①エージェント側が有利になるように話を進められる可能性がある
エージェント側としては探してきた仕事に対して、クライアントに良い印象を持って欲しいの
は当然のことです。そのため、良い⾯を強く押されて引き受けたものの、実際仕事をしてみる
と想像していたものとは違ったといったこともあります。

 

 

デメリット: ②仕事内容などについて、話し合いで進めるため、仕事が決まるまで時間がかかる可能性がある
相互に⾷い違いがないよう仕事内容などについて、よく話し合う必要があります。互いの予定
もある中で、多くの話し合いの時間を設ける必要があるので、仕事をするまでに時間がかかっ
てしまいます。

また、話し合いをしている間、その仕事に集中しすぎて、他の良い仕事に対し
て盲⽬になってしまう可能性もあります。

 

 

まとめ

 

もし、ローラがエージェント契約を結んだなら、芸能界では⽇本初のエージェント契約となります。

⽇本では芸能事務所が芸能⼈を雇⽤するのが主流ですが、アメリカでは芸能⼈がエージェントを雇⽤する、

つまり、エージェント契約が主流です。

 

 

エージェント契約であれば、芸能⼈が主導権を握っているため、⾃分のやりたい仕事、
納得できる仕事をすることができます。

つまり、誰から⽀配されるわけでもなく、⾃由があります。

 

 

現在の⽇本の芸能⼈の雇⽤形態は、芸能事務所が主導権を握っているため、

独占されることもあります。

実際、急に辞めてしまう芸能⼈や体調を崩してしまう芸能⼈がいるのも事実です。

 

これを機に、⽇本の芸能界の雇⽤形態について、
また、フリーランスの働き方について国ぐるみで今後大きく変わるときが来たのかもしれません。