MLB2018新人王候補に日本人選手も!メンバー決定方法や応援歌まで
- 2018.11.11
- スポーツ

2018年11月、世界中で野球のレギュラーシーズンが終幕を迎えようとしています。
所謂ストーブリーグと呼ばれるような選手の移籍情報に目が行く方が多いと思いますが、
オフシーズンの楽しみには1年間活躍した選手の表彰もあります。
レギュラーシーズンで最も活躍した選手が受賞するMVP、投手最高の栄誉とも言えるサイ・ヤング賞など他にも多くの表彰があります。
そんな中で2018年にMLBに大きな衝撃を与えたあの選手の影響もあり、新人王という栄誉にも注目している方が今年は多いのではないでしょうか?
今回はその新人王について迫りたいと思います。どんな基準で選出されるのか?注目の日本人選手は候補に挙がっているのか?など様々な角度から注目したいと思います。
MLBの新人王って?選出基準とは
2018年は特に注目が集まっているMLBの新人王ですが、そもそもどんなタイトルなのでしょうか?
まず、どういったタイトルなのか?という点ですが、新人王のタイトルの名の通りその年のシーズンで最も活躍した新人選手にを表彰するタイトルです。
ただし、MLBデビュー1年目の選手だけに与えられる栄誉ではありません。実は選出基準が設けられています。
MLBの世界ではルーキー資格と呼ばれているのですが、ルーキー資格を満たしている選手が対象となります。
その基準ですが、打者であれば打数が130打数以内、投手であれば投球イニングが50イニング以内です。
なおかつ、登録選手枠への登録が45日以内の選手が対象となるのです。
MLBでは「セプテンバー・コールアップ」と呼ばれる登録選手枠が拡大される期間があるのですが、
この期間に登録選手枠に入っていたとしてもルーキー資格には影響を及ぼしません。
なので、前年のシーズン終盤に活躍を見せた選手が翌年新人王を受賞するということもあるのです。
選出方法はどうなっているの?
ちなみに選出方法ですが記者投票により選出する方法を取っています。
この記者ですが、日本とは異なりMLBのチームがある都市から各2人ずつ選出され、その記者がア・リーグ所属の
都市の記者だった場合はナ・リーグ、ナ・リーグ所属の都市の記者であればア・リーグに投票することとなっています。
やはり地元チームの番記者だと地元の選手に投票したくなる気持ちもあることだと思いますので、
そういった部分を排除してより公平に投票を進める意図があることが伺えます。
2018年のMLB新人王候補は?
熱狂的な盛り上がりを見せるMLBの新人王のタイトルですが、なぜこれほどまでの盛り上がりを見せるのでしょうか?
それは、まさに新たな時代のスターが誕生する瞬間だからだと言えることが理由の一つです。
かつてこのタイトルに選ばれた選手といえば、名門ヤンキースで主軸を務めたデレク・ジーター選手、
シーズン70本塁打を放ち当時の世界記録を樹立したマーク・マグワイア選手、世界の安打製造機と呼ばれ
MLBのシーズン安打記録を持つイチロー選手など歴代でも偉大な顔ぶれが並ぶからだと言えるでしょう。
新人王のタイトル選考はなぜ盛り上がるの?
そして、そんなMLBの新人王候補ですが2018年はどんな選手が候補と呼ばれているのでしょうか?
2018年11月12日に発表が迫っているのですが、最終候補に選出されている選手は以下です。
ア・リーグ
大谷翔平(エンゼルス)
打率.280 本塁打21 打点56 盗塁9 OPS.925
勝利4 防御率3.31
投打の二刀流でMLBを沸かせた選手です。投手としても勝利を挙げながらも立派な打撃成績を残しています。
あのベーブ・ルース以来、史上4人目となる同一シーズンで投手として複数回勝利し2桁本塁打を放つ活躍を
見せています。二刀流という話題性だけでなくMLB史上でも屈指の衝撃を残しました。
ミゲル・アンドゥーハー(ヤンキース)
打率.297 本塁打27 打点92 OPS.855
打撃3部門で十分な成績を残している選手です。なんと過去ミゲル・アンドゥーハー選手と同じように
25本塁打+65本以上の長打を放った選手は必ず新人王を取得しているそうです。
しかし、ミゲル・アンドゥーハー選手は守備にウィークポイントがある選手というこもありどうなるでしょうか?
グレイバー・トーレス(ヤンキース)
打率.271 本塁打24 打点77 OPS.820
チームメイトのミゲル・アンドゥーハーと比較するとやや数字は落ちますが、
21歳268日で100安打を達成し、ヤンキースではミッキー・マントルに次ぐ史上2位の年齢で100安打を達成
しています。名門ヤンキースの歴史に名を残す快挙ですが新人王レースにどう影響するでしょうか?
以上がア・リーグの新人王候補です。
ナ・リーグ
ではナ・リーグの新人王候補はどうでしょうか?
ロナルド・アクーニャ(ブレーブス)
打率.293 本塁打26 打点64 OPS.917
打撃成績も立派ですが盗塁も16記録しています。さらには3試合連続での初回先頭打者ホームランや、
史上最年少での5試合連続ホームランを達成するなど数字以上に強い印象を残しています。
フアン・ソト(ナショナルズ)
打率.292 本塁打22 打点70 OPS.923
現在は20歳ですが、なんとシーズン中は19歳であり10代のメジャーリーガーとしても衝撃を与えた選手です。
ちなみに19歳のうちに19本塁打を記録しているのですが、この記録は歴代のMLB選手が10代で放った
ホームラン記録の歴代3位の成績です。
ウォーカー・ビューラー(ドジャース)
登板24 勝利8 敗戦5 防御率2.62
ドジャースの地区優勝に大きく貢献した投手です。シーズン当初こそマイナーからのスタートでしたが、
巡ってきたチャンスを見事に掴みました。なんと24歳の若さですでにトミー・ジョン手術を受けているのですが、
手術後のリハビリ等により150km/h前後だった球速が最速で160km/hに迫るところまで伸びています。
MLBの新人王候補に日本人選手!
前述の通り、MLBの新人王候補に大谷翔平選手が選出されています。多くの日本人選手がこれまでMLBの
舞台に挑戦をしてきましたが、新人王を獲得するほどの活躍をした選手は僅かです。
トルネード投法の野茂英雄投手、大魔神・佐々木博主投手、世界の安打製造機・イチロー選手。
一年目から多くの勝利を挙げた松坂大輔投手、ダルビッシュ有投手、名門ヤンキースで4番を務めた松井秀喜選手といった多くの方におなじみの選手でも受賞できなかったタイトルなのです。
どれだけMLBの新人王に選出されることが偉大であり困難なことなのかがよくわかります。
日本みたいに応援歌はあるの?
そんな選手達ですが、MLBの舞台ではどんな風に応援されていたのでしょうか?
実は日本の野球を観戦したことがある方は記憶にあるかも知れませんが、日本でお馴染みのトランペットや応援歌
などが響き渡る光景というのが実はありません。
その代わりに登場曲に合わせてスタンディングオベーションを贈るということがほとんどです。
日本の野球でイメージに近いものといえば横浜DeNAベイスターズの山崎康晃投手が登板する時に
Zombienationが流れるのと共に球場全体がジャンプするイメージでしょうか?
海を渡りMLBに挑戦した選手たちは応援歌という形ではなくスタンディングオベーションを受けています。
日本人4人目の快挙達成は実現するか!?
偉大なMLBの新人王!
いかがでしょうか?MLBの新人王候補や歴代の新人王を受賞した選手や2018年の候補に注目しました。
改めてですが、MLBの新人王受賞者には多くの「レジェンド」と呼ばれるような選手がたくさんいます。
日本の新人王の選出と比較すると番記者が自身の担当と別リーグの選手に投票する形をとっているというのも
日本のプロ野球と違い「レジェンド」と呼ばれる選手が多く輩出されている実績だけでなく
純粋に野球をエンターテインメントとして楽しんでいる姿勢というのも伝わってきました。
かつて歴代の日本人選手で新人王を受賞した選手も例に漏れず歴史に名を刻んだ選手ばかりでした。
ここに大谷翔平は続くことができるでしょうか?日本で何度も史上初と言う言葉を聞かせてくれた勢いのままに
MLBの歴史に名を刻み、「レジェンド」と呼ばれるまで飛躍できるでしょうか?
MLBの新人王の栄誉の行方には目が離せそうもありません。
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