ひな祭りの飾りや小物の名前、由来はいつからどんなお祭りなの?
- 2018.02.22
- 生活 話題
- 雛人形、ひな祭り、お内裏様、お雛様、小物、飾り、節句、はまぐり、流し、ひなあられ、ちらし寿司

小さいころから学校でも、幼稚園でもお祝いしていたひな祭りの事どれくらい知っていますか? 実は知らないことの多いひな祭りについて紐解いてみました!
知ってる?3月3日の『ひな祭り』
お内裏様とお雛様が綺麗に並んでいるとても美しいお人形です。
そして、女の子の大切な行事です。
女の子の美しい成長と幸せを願う特別な日。
ですが、ひな祭りとは?っと聞かれたときに
説明することって難しいですよね。
なぜ、3月3日にお祝いするのかな。
初節句の時にみんなでお祝いするのかな。
ここではひな祭りについて簡単にまとめてみました。
これを見て今年のひな祭りは一味違った気分でお祝いしましょう。
ひな祭りの由来
簡単に説明できる、ひな祭りの由来のお話です。
2つの行事からひな祭りが始まりました。(諸説あり)
1つ目は『雛遊び』です。
雛遊びとは平安時代、貴族などのくらいの高い家庭の女の子が賑やかに飾りつけやお人形などを着飾ったりなどして遊ぶ遊びです。この遊びに使われた人形のことを「雛(ひいな)」といいます。
この遊びをすることで健康と厄除けを願うことができるとされていました。
2つ目は『流し雛』です。
流し雛は紙や草などで作った人形を作り川で流します。
こちらも健康と厄除けを願って流します。
この流し雛を流す代わりに今の雛人形が出来上がりました。
飾るようになり雛人形がどんどん綺麗で豪華になります。
今では大切な嫁入り道具となっています。
ひな祭りの始まりの時期
始まりのころは女の子の誕生祝との関係はなく、初節句のお祝いから祝うようになったのは江戸中期ごろからといわれています。
はじめの頃の雛人形は紙でできており、そこから絵、胡粉塗りの飾り雛へと移り変わっていきました。
雛人形とは節句に飾る人形の総称とされ、今のようにセットになってきたのは関東大地震後にデパートなどで販売を始めたことから全国でばらつきのあったひな人形が同じような統一感のある飾りになってきたといわれています。
初節句
産まれてはじめてのひな祭りは『初節句』です。
健康を願う行事なので、お子さんが食べれなくてもお祝いします。
お子さんが大きくなるとひな祭りの意味が気になってきますね。
初節句には、雛人形を飾りひし餅、ひなあられ、はまぐりなどを準備してお祝いをします。
ひな祭りの意味を伝える時は3月3日は女の子のお祝いの日。
◯◯ちゃんが健康で健やかに育ってほしいとの願いをこめてみんなでお祝いをするんですよ。
ひな祭りに食べる、食べ物にも意味があるんだよっと教えてあげると分かりやすいかもしれませんね。
ひな祭りに用意するお祝い料理
女の子が健やかに健康に育つようにとの願いからひな祭りのお祝いに食べるものは意味があります。
ひし餅
ひな祭りにはひし形のお餅をよく見ますね。
最近ではひし形のケーキなども出ていてお餅は食べず、ケーキにする方も多くいると思います。
実はこの、ひし形のお餅にはしっかりとした意味があります。
ひし形のお餅はピンク、白、緑の色で作られています。
ピンク『生命』、白『雪の純白』、緑『木の芽』という意味があります。
また、ちまきと同じく心臓も表しており、もともとはお正月の食べ物でした。
ひなあられ
ひなあられも『生命』『雪の純白』『木の芽』と同様に意味があります。
はまぐり
はまぐりは同じ貝ではないと絶対に形、大きさが合わないと言われています。
そのことから良い夫婦を表しています。
女性ですので良い将来をおくれるようにとの願いが込められています。
ちらし寿司
こちらは具材は色々入ると思いますが、代表的な具材ですと、エビ『長生き』、れんこん『見通しがいい』、豆『健康でまめに働ける』などの意味を持つ具材があります。
彩りに金糸卵やさくらでんぷなど色鮮やかに散らして作ります。
その他にも甘酒や桜餅などを食べたりする地域もあります。
地域によって変わってきます。
ひな人形を飾る時期と期間
ひな人形は一体いつから飾ればいいのでしょうか。
何日前からときっちりと決まった日にちはありませんが、10日でも2週間でも早く飾る分にはよいとされています。
2月には節分もあるので、多くは節分が終わり落ち着いた頃がいいかもしれませんね。
ひな人形はいつまで飾るのでしょうか?
ひな人形の後かたずけは、3月4日の午前中には片付けるべきだとされています。
いつまでも飾っていると嫁入り時期が遅れるという話もよく聞きますが、それもだらしなく早めの行動をという戒めの意味も含まれているとされています。
ひな人形を飾る場所
ひな人形の大きさや家の広さによっても飾れる場所も決まってきてしまうと思いますが、極力風通しがよく、直射日光の当たらないところへ飾るようにしましょう。
ひな人形と一緒に飾る小物とは?
いろいろな飾りを一緒に飾りますが、必ず子供たちから質問が出るのは小箱やタンスのおままごとのような小物たちですね。
この箪笥(たんす)長持(ながもち)鋏箱(はさみばこ)台子(だいす)火鉢(ひばち)などは代表的なのでご紹介します。
・箪笥は、もちろん服を収める収納家具です。
・長持は、外出用の箪笥といったところで上に担げる棒がついており外出時につるして運べるようになっています。
・鋏箱は、衣装や小物を入れた箪笥で、その昔丈に衣服をはさみ運んだことから鋏箱となったといわれています。
・台子は、茶の湯に使用するものを収めた棚一式とされています。
・火鉢は、暖をとり温まれるようにと、正式には足の着いた四角形のものが正式な火鉢とされています。
まだまだありますが、地方などにより異なることもあるので育った地域の風習をおばあちゃんたちに聞いてみるのも楽しいかもしれませんね。
まとめ
なんとなくお祝いしていたひな祭りも由来を知って、食べ物や飾りを用意するとその思いもひとしおですね。
昔は紙などでお人形を作り川から流し厄除けの意味を持ち、健康で健やかに育ってほしいとの願いが今に伝えられていると思うと大切にしていきたいですね。
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