2018ロシアサッカーWorld Cupアイスランド初出場までの道のり

初出場となるアイスランドとは？

アイスランド　2018ワールドカップ初出場までの道のり

4年に一度開催されるサッカーのお祭り、それがワールドカップです。
ワールドカップには全ての国が出場できる訳ではなく、
それぞれの地域で厳しい予選を勝ち残った国が出場できる最も大きなサッカーの大会です。

日本代表は5年連続ワールドカップ予選を通過しており、今年の大会で6年連続の本戦出場となります。

ワールドカップの歴史

ワールドカップは1930年にウルグアイで初開催され、過去に20回開催されています。
今年の大会で21回目となり、20回大会までで参加した国の数は77カ国となります。
(全世界で196カ国程あるため、40％程は参加実績のある国)

歴代の優勝国はブラジル(5回)、ドイツ(4回)、イタリア(4回)と
サッカーファン以外でもわかるような競合で知られている国々が挙げられます。

ワールドカップ予選、本戦の流れ

ワールドカップ本戦に出場するには、地域別の予選を勝ち抜く必要があります。
6地域(アジア、アフリカ、北中米カリブ海、南米、オセアニア、ヨーロッパ)でそれぞれ予選を行い、
地域別に定められた規定枠で上位数チームが本戦へ挑むことができます。

また、予選通過が決定せず、通過ラインにわずかに届かなかった国は
大陸間プレーオフに進み、最後の望みにかけることができます。
下記に日本が属しているアジア予選の流れを記載しておきます。

ワールドカップアジア予選
1次予選から4次予選まであり、3次予選(最終予選)で勝ち残った4チーム(2つのリーグに分けて上位2チームずつ)が
ワールドカップ本戦に出場でき、3位の国(2チーム)が試合をし、勝った方が4次予選(大陸間プレーオフ)に進むことができます。
各予選でホームとアウェーで試合を行い、勝ち点が高い国が次の予選へ進めるシステムとなっております。

2018年ロシアワールドカップで初出場の国

上記にも記載しましたが、厳しい地域予選を勝ち抜き、本戦出場を果たすのは容易ではありません。

今でこそ日本代表もワールドカップ出場常連国となってきましたが、
予選では毎回苦しい展開となっております。

そんな中、今年のロシアワールドカップで初出場を果たした国が2つあります。
ヨーロッパ予選を勝ちついたアイスランド、北中米カリブ海を勝ち抜いたパナマです。

特に世界でもサッカー界の最先端を走っていると言われるヨーロッパで勝ち抜いたアイスランドに注目してみましょう。

アイスランドとはどのような国なのか

北大西洋に浮かぶ島国で、ヨーロッパとアメリカ大陸間に位置します。
面積は103,000k㎡、人口は約33万人ととても小さな島国として知られています。

自然に囲まれた地域で、治安もとても良い国で有名です。

ワールドカップ予選でアイスランドの躍進

ワールドカップ予選前に行われたEURO2016で国際大会初出場を果たし、グループリーグを突破。
決勝トーナメントでは、かつてベッカムやルーニーといった有名選手を何人も輩出している
強豪イングランドを倒し、ベスト8へ進出した。EURO2016での勢いをそのままワールドカップ予選へ持ち込み、
ウクライナ、トルコ、クロアチアといった厳しいグループを1位通過し、ワールドカップ本戦出場を決めました。

【予選の戦績】

ウクライナ 1-1 アイスランド（アウェー）△
アイスランド 3-2 フィンランド（ホーム）○
アイスランド 2-0 トルコ（ホーム）○
クロアチア 2-0 アイスランド（アウェー）●
コソボ 1-2 アイスランド（アウェー）○
アイスランド 1-0 クロアチア（ホーム）○
フィンランド 1-0 アイスランド（アウェー）○
アイスランド 2-0 ウクライナ（ホーム）○
トルコ 0-3 アイスランド（アウェー）○
アイスランド 2-0 コソボ（ホーム）○

上記のように圧倒的な戦績で予選を通過した。

アイスランドのサッカースタイル(特徴)
アイスランドにはアルゼンチンのメッシやポルトガルのクリスチアーノロナウドといったスーパースターはいない。
しかし、徹底した堅い守りと時折見せる速攻(カウンター)が武器となっている。

人口が少なく、サッカーをしている人も少ない国ならではの、人と人の連携が見せるパスワークも特徴的である。
日本代表が真似をしても良いようなサッカーをしていると思います。

アイスランド　ワールドカップ初出場までの足取り　まとめ

ワールドカップはサッカーファン以外の人でもサッカーを見る機会が多くなり、
サッカーの素晴らしさを再認識できる大会で、日本戦以外にも
ブラジルやスペイン、フランスといった有名国の試合を見ることもできます。

今回取りあげたアイスランドのようなチームは過去の実績はありませんが、
ワールドカップという舞台で強豪国を撃破し、ジャイアントキリングを起こせば、
より一層盛り上がると思います。

ワールドカップが6月から開催されますが、日本戦はともかく、初出場のアイスランドの結果にも注目して見ていきたいと思います。